ボルドーと並んでフランスを代表する世界的なワイン産地であるブルゴーニュ。
パリの南東に位置し「シャブリ地区」「コート ド ニュイ地区」「コート ド ボーヌ地区」「コート シャロネーズ地区」「マコネ地区」「ボジョレー地区」からなるエリアで、さらにそのエリア内は広域⇒村名⇒一級畑⇒特級畑と絞り込まれ、特級畑を頂点にピラミッド型に非常に細かく等級づけされています。
そのため同じ畑名のワインでも造り手によってその品質やスタイルも様々になります。
さらに白ワインはシャルドネ、赤ワインはピノ ノワールという単一のブドウから造られるため(一部エリアを除く)、造り手の個性に加えヴィンテージや格付け、土壌の違いの影響がワインに反映されやすいのが特徴です。
また「ブルゴーニュのクリマ」は2015年の7月4日にユネスコの世界遺産に登録され、ブルゴーニュで造られるワインは「ワインの王様」と呼ばれ世界中のワイン愛好家から愛されています。
ドメーヌ モンジャール ミュニュレ
ヴォーヌ・ロマネに本拠地をもつドメーヌ。1941年創立、18世紀の終わり頃から一族は9代にわたってワイン造りを開始し、寿命の長い見事なワインを造ることで知られる有力生産者です。コート ド ニュイからコート ド ボーヌまで広く畑を所有しています。伝統的な手法を頑固に守り深みある香り、骨格のしっかりした、長期熟成タイプのワインです。
ドメーヌ ブシャール ペール エ フィス
創業1731年。コートドール中心に約130haの畑を所有する最大級のドメーヌ。熟成には必要以上の新樽を使用せず、年ごとのブドウの出来ばえや畑単位の個性を、忠実かつエレガントに再現することをポリシーとしています。
ドメーヌ ニコル ラマルシュ
ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌ。1797年からの歴史を持つ家系で20世紀初頭に樽職人であったアンリ ラマルシュがドメーヌを創設しました。収穫は全て手摘みで行い、収穫時に畑で選果した後、醸造所で振動式の選果台による選果、更に熟練の職人により選果します。ワインは色が明るく、タンニンも非常に柔らかいが、複雑味を感じる深みのある味わい。エレガントで決して飲み飽きない、何とも言えない優しさを持つワインを造っています。