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日本有数の漁獲量を誇る稚内のほっけ。船内ですぐに箱詰めして氷をかけて保冷。獲ったその日に水揚げ可能な夏場のほっけは、鮮度、脂乗り、ともに抜群です。
稚内地区で水揚げされた魚を中心に吟味・厳選した原料を加工しています。日本海とオホーツク海の2つの海にはさまれた稚内は、1年中豊富な海の幸に恵まれた北海道でも有数の水産基地です。
旬の6〜8月に北海道稚内沖で獲れる、丸々と太った身の厚い「真ほっけ」を原料として使用しています。
■氷温技術
0℃前後の温度領域を「氷温域」で干し上げることにより、ほっけ本来の持つ本来の旨みを十分に生かすことができます。
■氷温乾燥一夜干とは?
昔から漁師町で見られ、格別に美味しいと言われている「寒干し」を再現した技術で、魚が凍る直前の温度帯で、24時間じっくりと時間をかけて除湿する乾燥法です。
氷温とは±0℃から物体が凍る直前の温度域を指します。まるとみ吉川水産の氷温乾燥一夜干は、魚が凍る直前の温度域(−0.2〜−0.3℃)に設定しています。
この温度の中で熱が循環する程度の空気の流れをつくり、約24時間前後の時間をかけてじっくりと水分だけを除湿しています。
出来上がる製品は生鮮魚のようにふっくらとソフトな干物に仕上がり、氷温域に長時間さらされることによって熟成され、魚本来の風味や旨みが増すので、余計な添加物を必要としない製品が出来上がります。また、有害微生物が繁殖できる環境にないため、安全な製品となります。
従来の乾燥方法は、天日干や灰干しなどの一部の特色のある乾燥方法を除くと、ほとんどが機械による熱乾燥で干物が作られています。
短時間に大量に干物を仕上げることができるため、多くの加工メーカーが採用しています。高温(20℃前後)の風を強制的にあてて、短時間(6〜8時間)に仕上げることで、出来上がる干物の表面は硬く、魚の旨みまでも取り除いてしまいます。
一般的に使用されることが多い化学調味料や、酸化防止剤等の添加物に頼ることなく、鮮度の良い魚本来の旨み・色・風味を活かした干物です。
袋から出して、キッチンペーパーを引いた皿などに乗せ、冷蔵庫内で半日程度かけて解凍してください。
■魚焼きグリルでの焼き方
魚焼きグリルは高火力でじっくりと火を通すことができるので、干物を焼くのにおススメです。
両面焼きのグリルがあるご家庭であれば、裏返す手間も省けますので簡単に焼くことができます。焼き網にサラダ油を塗っておくと魚がくっつきにくくなります。
魚焼きグリルをしっかりと予熱してから中火で片面(身側)を3〜5分焼き、ひっくり返してさらに2〜3分焼いてください。
※焼き過ぎると水分が蒸発しパサついてしまいます。使用する魚焼きグリル、魚のサイズや厚みによっても加熱時間は変わるため、確認しながら焼いてください。