南部鉄器は熱が均一に伝わり、たくさん保有するよう底板を厚くしており、ふっくらと均一に焼く事ができます。また蓋を外せばオーブンでも使え、いろいろな料理ができます。彼のデザインの特徴はシンプルでありながら、優雅な曲線美を持ち、手作業による数限りない試行を通して追究された使いやすく用途に合った「日常の美」そのものです。
彼のデザインは、図面や機械で行うのではなく、技術者たちと材料や製作方法について意見を交わし、模型と試作を何度も繰り返して完成します。「手を動かして物を作りながら考えること」がデザインの原点です。そのため、商品開発を依頼してから完成まで、3~5年要することが当たり前です。
日本で鉄器といえば、優れた品質の南部鉄器が代表ブランドです。南部鉄器は、17世紀中頃南部藩主が京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜を作らせたのが始まりといわれています。鉄瓶で沸かした水は、ミネラルウォーターより柔らかで美味しいとも云われており、同じ材料の鉄鍋等で調理された料理も美味しいと言われています。