
2025.1.28
カリフォルニアワインの魅力
アメリカワインの代表産地
レストランでは世界中のワインが幅広くオンリストされるようになり、ワインショップに行けば世界中のワインがずらりと並んでいます。ワインの選択肢が増え、選ぶ楽しみも増えてきていますが、依然としてフランスワインとアメリカワインの人気は高く、レストランのワインリストでも、ショップの棚でも大きな割合を占めています。
アメリカワインと聞いて真っ先に思い浮かぶのはカリフォルニアではないでしょうか?ワシントン、オレゴン、ニューヨークも注目の産地ですが、アメリカで生産されるワインの大半はカリフォルニアで造られています。また生産量の多さもさることながら、オーパスワンスやスクリーミングイーグルといった有名なワインの多くが産出されていることも人気と知名度の高さの要因でしょう。

多様な品種とスタイル
カリフォルニア州のほぼ全域でワインが造られていますが、数ある産地の中で特に有名なのはナパとソノマです。それぞれの産地内でも気候、土壌、標高の違いで多様なスタイルのワインが造り出されていますが、大まかに見るとナパは力強くて濃厚、ソノマはエレガントで繊細というイメージです。品種も様々ありますが、ナパではカベルネ・ソーヴィニョンとシャルドネ、ソノマではピノ・ノワールとシャルドネが人気です。
かつてカリフォルニアワインはアメリカンオークの新樽を高い比率で使い、バニラやココナッツの香りがする濃厚なワインが多かったのですが、食のトレンドに合わせるように近年では樽は控えめで上品なスタイルのものが多くなっています。
お料理と共に楽しむ
濃厚なカベルネ・ソーヴィニョンにはステーキはもちろん、ハンバーグやシチューなどしっかり目の味付けのお肉料理がおススメです。ワインにスパイシーなニュアンスがあればブラックペッパーを最後に振ったり、ハーブのニュアンスがあれば粉山椒をアクセントに振りかけると、ワインとお食事の相性が一層高まります。
ボリューム感のあるシャルドネであれば、クリームシチューや鶏胸肉のローストなどのクリーミーで柔らかな質感のお料理がおススメです。
もちろんワイン単体でも美味しくいただけますが、相性の良い料理と一緒に楽しむと、ご家庭の食卓がより豊かなものになります。