セット内容
シャトーの歴史は1840年代まで現在の地で遡ることができ、地元の銘家であるベルーナール家の所有。現存のシャトーはその次の時代に造られたもので、シャトーの名称もその当時から継承しており、アン オリンプ ベルナールがピエール ユリス クローゼと婚姻関係を結び、持参金としてブドウ畑を譲渡しました。モーリス ヴェルジュは1997年に6haを購入し、優良なテロワールを選び所有を広げます。2018年に、格付けシャトーのオーナーでもあるロレンゼッティがシャトーを取得しました。プラムやチェリーの滑らかな果実味に加え、香ばしいニュアンス。繊細でエレガントな骨格を持ち、口に含むととじんわりとした旨味が広がります。
サン・ローラン村に位置するメドック第5級格付けシャトー、カマンサックがつくるセカンドワイン。1855年、格付けに選定された後低迷した時代もありましたが、70年代より現当主フォルネール家が改修を行い、品質はめざましく向上し続けています。アリオスと呼ばれる硬い粘土層の上に、細かな砂礫が厚く堆積した斜面に広がる75haの畑には、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローが植えられています。カマンサックのカベルネ・ソーヴィニヨンはこの地の厚い砂礫層から果実味と気品、ミネラル感を表現しており、メルローの古木は芳醇さとボリューム感を与えています。
シャトー カロン セギュールと同じオーナーが所有し、サン・テステーフのカロン セギュールのすぐ近くに位置しています。サン・テステーフらしく、エレガントにクラシックなワインに仕上がっています。力強さと果実味のバランスが絶妙です。
1816年に創立され、1867年のパリ万国博覧会で金賞を受賞した輝かしい歴史を持つシャトー。18世紀末から続く畑はサン・テミリオンの南斜面に広がり、シャトー アンジェリュスの隣に位置しています。粘土、砂質石灰土から成る畑には平均35年のブドウ樹(ME50%、CF40%、CS10%)が植えられており、温度管理されたステンレスタンク内で発酵後、50%をステンレスタンク、残りを1年使用樽にて18-20ヶ月熟成します。メルロ主体で造られたワインは飲み頃を迎えており、落ち着いた果実の味わいとタンニンが楽しめます。
オー・メドックのクリュ・ブルジョワ級シャトー・ペイラボンのセカンドワインで、貴重なビッグヴィンテージ2009年です。完熟した赤果実やスモーキーなアロマと、しなやかでエレガントな口当たりが特徴で、飲み口が心地よくチャーミングなワインです。果実味や骨格もしっかりとあり、美しい香りが鼻から抜け複雑味のある味わいが余韻に広がります。鶏肉、仔牛、ローストした肉料理、チーズ、チョコレートケーキなど幅広くお料理と合わせることのできる1本です。
インフォメーション
学生時代のフランス留学でワインに出会い、ソムリエを目指す。都内の星付きフレンチ、ラグジュアリーホテルで経験を積み、2017年にANAインターコンチネンタルホテル東京のシェフソムリエ就任。
(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ・エクセレンス