佐藤雄介ソムリエが「熟成」をテーマに赤ワインを厳選しました。
【ソムリエコメント】
オルム・ド・ペズは10年の熟成を経て、今まさに飲み頃に入りました。ティニャネロは今から10数年以上熟成をさせるポテンシャルがあります。一方で熟成を経たワインの味わいをお楽しみいただき、もう一方は熟成を迎える日をじっくりお待ちいただくのもお勧めの楽しみ方の1つです。
セット内容
★2019年度ANA国際線ビジネスクラス採用★
1940年からカーズ・ファミリーの所有になりボルドーでもバランスがとれた味わいで高い評価を受けています。カシスやプラム、イチジクといった香りの中に熟成からもたらされるロースト香があり、味わいは酸味と渋味がアルコールに良く馴染んで飲み頃を迎えています。ワインの名前は畑のまわりに「楡(にれ)の木=オルム」があったことに由来します。
★2019年度ANA国際線ファーストクラス採用★
1385年にワインビジネスをスタートさせたアンティノリ。1970年代に「ティニャネロ」「ソライア」といった世界的に有名なスーパータスカンを生みだし、トスカーナワインの品質向上を牽引していきました。
2017年のトスカーナは、優れたバランスのブドウが造られました。例年に比べて春と夏が温暖で乾燥した気候だったため、ブドウは健全に成長し、理想的な成熟を迎えました。
外観は濃いルビーレッド。ブラックベリーやダークチェリーのしっかりとした果実のアロマに、スパイスやバニラのニュアンスが重なった複雑な香り。口に含むとスムースな飲み口に、果実味とスパイスの風味が綺麗に溶け込んだ味わいが口中を満たします。シルキーなタンニンが心地よく、繊細な酸とバランスを持ちながら、余韻にはタバコやハーブなどの複雑な香りが長く続き、このワインの品質の高さを表しています。
※機内採用ヴィンテージは2015年になります。
インフォメーション
学生時代のフランス留学でワインに出会い、ソムリエを目指す。都内の星付きフレンチ、ラグジュアリーホテルで経験を積み、2017年から2022年9月シェフソムリエとしてANAインターコンチネンタルホテル東京に在籍。
(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ・エクセレンス
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