エルヴィオ・コーニョは、北イタリア・ノヴェッロ近郊の「ブリッコ・ラヴェーラ」の丘の頂上にある、家族経営のワイナリーです。こちらは、ランゲで最も美しく、この土地を代表するネッビオーロの個性を表現するために造られたワイン。バローロエリアのブドウを使用していますが、今までと違うスタイルのワインを造るために、あえてランゲ・ネッビオーロとしてリリースしています。また、木樽での熟成を一切しておらず、すぐに楽しめる食事に合うワインです。バローロ好きの方には、新しいバローロとして、一度お試しいただきたい1本です。
2018年のピエモンテはブドウの品質、収量ともに恵まれ、素晴らしい出来栄えとなったヴィンテージ。冬から春の穏やかな気候を経て、夏は気温の高い日が続きました。また7〜8月にかけては非常に頻繁に雨が降った複雑な気候ではありながらも、高品質なブドウの収穫に成功。凝縮した果実味とフレッシュな酸を備えたワインが造られました。
縁にかけてオレンジがかった濃いルビーレッドの色調。赤系果実、ほのかなスパイスを感じるバランスのとれた香りに、バラ、スミレ、バニラの余韻が漂います。口に含むと、摘みたてのラズベリーのような風味が広がり、調和のとれた酸味、きめ細かいタンニンとアルコールの見事なバランスが印象的。上品なフルボディの味わいで、後味は長く豊かな余韻を奏でます。
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